ひとつのコンセプトからブランドがブレイクし、10年間で時計史に残るような発展を見せた

この10年のウブロのブレイク振りは、まるでマジックである。“フュージョン”(融合)というコンセプトを打ち出し、それを体現する時計が登場した。宇宙を誕生させた大爆発から、その名を取った「ビッグ・バン」は、チタンやカーボンファイバーといった異素材を特異なケース構造によって“融合させる”ように組み合わせ、時計ファンの視線を釘付けにした。

2004年以降は、最古の時計ブランドであるブランパンを復活させたことで有名な時計界の寵児、ジャン-クロード・ビバー氏の魔術的手腕を見せつけられたようなものだ。2005年に生じた大爆発は、宇宙的な広がりを見せ、強力なファミリーを形成。節目の年を迎えた2015年も、コンプリケーション、フェラーリとのコラボ、自社開発した素材など、“フュージョン”コンセプトのメモリアルに相応しい新作で賑わいを見せていた。