チュードル:ペラゴス【バーゼルワールド2015新作腕時計】

2012年に登場して以来、高い人気を維持するチュードルのダイバーズウォッチ、ペラゴスが、そのスタイルはそのままに、何とインハウスムーブメントを搭載してリニューアルされました。

チュードル:ペラゴス

エボーシュベースのムーブメントとロレックス譲りの外装によって、高いコストパフォーマンスを実現してきたチュードルですが、インハウスムーブメントを作ったのは、恐らく1950年代以来ということになるのではないでしょうか。

チュードル:キャリバー MT5612

チュードルMT5612と名付けられたそのムーブメントは、仕上げこそ簡素に見えるものの、ロレックスの新世代ムーブメント、Cal.3200系と同等の70時間パワーリザーブ、シリコン製ヒゲゼンマイ採用のフリースプラング・テンプ、両持ち式のバランス・ブリッジ、そしてCOSC公認のクロノメーターという、今後チュードルの基幹ムーブメントとして十分過ぎると思える程の内容を持ったものです。

それでも現在伝えられている新型ペラゴスの価格は4,200CHFと、現行のキャリバー2824搭載モデルとの価格差は意外な程に小さいようであり、実際これも値上げと言えば値上げではありますが、値上げばかりが続く印象の強い現在の時計市場の中で、随分とリーズナブルに感じられます。

チュードル:ペラゴス 25600TB(青文字盤)

旧モデルとの外観上の差としましては、文字盤上6時位置の表記に “PELAGOS / CHRONOMETER / OFFICIALLY CERTIFIED” の3行が追加されたこと、そしてムーブメントの厚みが増した分、裏蓋の形状が微妙に変化したこと、そして今回新たにブルーダイアルという強力なバリエーションが加えられたこと、以上の3点であり、これら以外の細かい部分的な調整なども見当たらず、このメゾンらしい姿勢は健在のようです。

チュードル:ペラゴス ヘリウムエスケープバルブ

もちろん、ペラゴスならではの機能性の高いクラスプやヘリウムエスケープバルブ、そして魅力的なダイアルデザインなどは不変であり、実用精度やパワーリザーブを増し、使い勝手が大きく向上した今回のモデルチェンジ、実に旧来のロレックスらしいやり方ではないでしょうか。

チュードル:ペラゴス

残念ながら我が国においてチュードルの正規展開はありませんが、並行輸入であれば十分に入手可能です。