ウブロとコンセプト“フュージョン”

歴史と伝統を重視する時計業界において、急激に頭角を現すことはほぼありえない。数少ない例外となったのが「ウブロ」である。ブランパンを再興し、オメガを立て直したスイス時計界の伝説ジャン-クロード・ビバーが、2004年にウブロのCEO(現・会長)に就任し、翌年発表した「ビッグ・バン」が空前絶後の大ヒットを記録。売り上げは4年間で約10倍に膨れ上がり、今も右肩上がりで成長中だ。なぜ奇跡が起きたのか? 製品が魅力的であることは当然だが、その魅力を明確に伝える言葉を持っていたのが、ウブロの強さだった。

写真:奥山栄一 文:篠田哲生
BIG BANG CARBON ビッグ・バン カーボン
定番「ビッグ・バン」の最新進化バージョン。ケース素材には、軽量で頑丈なカーボンファイバーを採用。精密なムーブメントは金属ケースの中に収まっているので、防水性や耐衝撃性に問題はない。ベゼルやダイアルも、すべて同じ素材でまとめているので、まるでカーボンブロックから削り出したかのような、強烈なインパクトを楽しめる。ブラックカーボンファイバーケース×ラバーストラップ、自動巻き、44mm径。¥1,806,000