人々の心をつかんだ自動巻きモデルの利便性

手巻きムーブは1940年代で、ほぼ技術的な到達点に行き着いたといってもいいです。

それを1950年代、一気に自動巻きの時代へ導いたのがロレックスです。
ダイバーズウォッチのサブマリーナと、冒険者の名を冠にしたエクスプローラーが1953年に誕生し、1957年には航空時計のGMTマスターと立て続けにプロフェッショナルモデルを発表したのです。

ロレックスが巧みだったのは、ヒラリーのエベレスト登頂に同行したことや、
深海潜水艇トリエステ号で特殊なオイスターモデルが1万916mまで潜った事実を、
広告にうまく取り込んだことです。

GMTマスターの場合はバンナム航空の正式採用により、
今以上にエリート職だったパイロットのステイタス感を人々に植え付けました。